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技術
ハーレーダビッドソンの伝統的なフォルムのバイク、ヘリテイジ・ソフテイル・クラシックは、バイクの躯体中心の力点と、前輪軸との比率が、1対1.618となっている。この「1対1.618」というのは、ギリシャのパルテノン神殿や、ギザのピラミッドなどにも見られる比率で、「黄金比」と呼ばれ、西洋においては、絶対的な美の原理だと言われている。
このヘリテイジ・ソフテイル・クラシックに見られる黄金比の直角三角形の各辺を三等分し、その等分した点を結ぶラインをひくと、交点がいくつかできる。この交点の中で、最初の直角三角形の重心となる点は、タイマーカバーの中心と一致する。このタイマーカバーの中心とは、エンジンの回転の中心であるクランク軸の位置である。
このように、等分にした線の交点を導き出す手法は、「等量分割」と言い、畳の1対2の形などに見られるような、日本の建築などに古くから応用されている比例法である。
ヘリテイジ・ソフテイル・クラシックの黄金比の直角三角形の中にできた等量分割の交点は、ハンドルバーの付け根、車体と車輪の交点となるフロントフェンダーの上部、前輪の車軸、タンクとシートの交点と、それぞれ一致するものがある。特に、タンクとシートの交点はバイクの視覚的な中心点でもあり、ハーレーダビッドソンのバイクのフォルムは、視覚的に非常にバランスのとれた造りとなっていることがわかる。

